キッチンの外でも蒸留実験@ふきやさんにて

先日湯河原温泉の旅館ふきやさんに伺って、みかんの花の蒸留をさせていただいてきました。

まずは、ふきやの社長さんの叔父様の畑にてみかんの花摘み。
畑に至るまでは、細い林道を進んで行きます。
温泉街からほんの少し入っただけとは信じられない、鬱蒼とした森。
これだけで森林浴氣分です!

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到着した畑からは遠く真鶴半島を望む絶景が広がっておりました。

果たしてこんな時期まで花は咲いているのかしら!?と、どきどきでしたが ^^;
意外と、まだまだ咲いていてくれてほっとしました。
「今年は天候不順のせいで、だらだら咲いている」そうです。
通常はもっとぱっと咲いて、ぱっと散るそう。
うーん、来年花摘みをするときは、タイミングが大事だってことね。

1時間ほど?かけて、たっぷりお花を集めて、ふきやさんへ戻りました。
今回の蒸留は、旅館の作業所をお借りしました。
広々としたスペースにびっくり!
客室で使用するすのこや椅子、お料理に使う竹などを作るための場所だそうです。
そんなの、ご自分のところで作っちゃうんだ!?すんばらしいー。

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こちらが「キッチンじゃなくてもできる蒸留実験の図」
熱源はガスコンロ、排水先はバケツ。
冷却水はホースでじゃばじゃば。
今回は手元で水量を調節できるホースで、らくちんでした。

1回目は普通に蒸留しましたが、2回目はどうしようかな…と考えて、
フト思いついた!
みかんの花の中心には、将来みかんの「実」になる部分があります。
みかんの花が持つちょっと青臭い、草っぽい匂い、
これは、ここの実の基になる部分の匂いなのではないかしら?
だとしたら、花弁「だけ」を使って蒸留してみたらどうだろう???

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で、みんなでせっせと分別作業。
幸い、たっぷり花摘みしてましたので、量は十分。

結果。
蒸留中に漂っていた香りは、その前の回よりも芬々たるフローラル香を感じることが出来ました♪
さてさて、これをしばらく寝かせたら、どんな香りが現れるのか。
たーのーしーみー(#^.^#)

シーズン最後(多分)に、また新しい試みができて、とても有意義な実験となりました!
ふきやの皆様&花摘みをさせて下さったおじさまに感謝、感謝です m(__)m

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まるごと自家製♪薔薇の蒸留水を作りました

今年は開花が遅れていたコンテ・ド・シャンポールがようやく咲きそろってきたので、
いよいよ我が家の薔薇でも蒸留水を作ってみることにしました!

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手前が今回蒸留する薔薇。
香水を作る原料になっていると聞いて、香り重視で選んでお迎えした品種です。
ちょっと軽めのダマスクローズ香です。

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お名残惜しいけれど…開き始めの花まで全部、ちょん切らせていただきました ^^;

それでも、全部で60グラム。
鉢植えですから、花数が限られてしまうので…単独品種での蒸留は難しいです。
ああ、地植えにしてもっと山盛り採集したいっ。

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薔薇を蒸留するときは、すのこは使わずに、蒸気が満遍なく良く当たるように…と、
製作者さまのアドバイスに従ってセッティング。

4倍液240ccを目途に抽出することにしました。
蒸留していると…部屋中が薔薇の香りに満たされてきました。
みかんの花の時ほど「青臭いような香り」は強くない感じ?

出来上がってみると…あ、あれ???あんまり、香りがしない???
…欲張って4倍液にしたのがマチガイだったかしら。
2倍液くらいにしておけばよかったかな~?

氣を取り直して。
お次は色んな薔薇ミックスバージョン。ただし、散り掛けのばかり(^^ゞ
中でも一番香りが強いジェントル・ハーマイオニーを中心にしてみました。

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出来上がりの香りは、コチラの方が濃く出来ました。
ハーマイオニーは、「ミルラ香」と称されるちょっと粘着系の甘い香りがあるので、
それがうまく抽出されたのかもしれないですね。

そうそう、こちらの蒸留水は、瓶のふちにうすーく油膜が見えました。
これは、今までのみかん花では見られなかったもの。
薔薇の方が油分が強いようです。
(とはいえ、とても精油を採集できるほどではないのですけれど)

抽出3日を過ぎた現在、香りが強くなってきて、明らかに違いが感じられます。
品種改良が進んだ今、薔薇の香りは品種によってそれぞれ個性的。
毎回作るたびに違う香りの蒸留水が楽しめそうです。
次回は、濃い目に2倍液で作ってみようかな?

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追記:散った花びらが溜まってきたので、そろそろ散りそうな花もCUTして、またまた蒸留。

今度は花びら100g×2倍液。
香りは前回よりもやや強めになったかな?
成分分析しているわけではないので、根拠は自分の鼻だけですが (^^ゞ

鑑賞時期が過ぎた花でも、香りが抽出できて嬉しいー。
香りが弱めでもいいんです、自分で使うだけですんで。

薔薇は開花時期が限られるので、シーズン終わりの時期は花がらを摘むのも寂しいのですが。
蒸留という楽しみを知った今、花がら摘みも楽しくなりました(苦笑)
お花が終わっても、まだまだ薔薇ちゃんたちと一緒にいられるなんて、しあわせです。

みかんの花でハイドロ蒸留&チンキのその後

先日参加させていただいた、里山みかんプロジェクトさんの花摘み&蒸留講座にて、
「よろしければ、おうちに持って帰っていいですよ~」との呼びかけに甘えて、
いただいて参りました>久野産の温州みかんの花♪

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蒸留講座の際に伺った「コツ」に基づき、翌日我が家の純引くんでも実験致しました!

その「コツ」とは…
・蒸気で蒸す「スチーム式」よりも水の中にガーゼで包んだ花弁を入れて煮出す
 「ハイドロ式」のほうが、香りがいい蒸留水が取れる
・冷却水は冷え冷えよりも、人肌くらいでゆっくり蒸留した方がよろしい

結果。
やはり、ハイドロ式の方が香りは濃く出るように感じます。
香りが安定してくるのは3ヶ月~半年後とお話にありましたので、
それまで時々眺めつつ、冷暗所でオヤスミさせましょう…

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そして、1週間後の先週末。
当日作製したみかんの花のチンキが出来上がる頃あいです。

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フィルターで濾します。
綺麗な黄緑色の液体が出て来ました!

今回ホワイトリカーに漬けたので、飲食もOKだとのことだったので、
早速週末ディナーの食前酒に、ソーダ割でいただいてみました。

ほんのり、ふわっと、みかんの花の香り。
爽やかで、なかなかオツな飲み物になってました!
ちょっと桂花陳酒っぽい感じ。
これ、湯河原に来てくれた方にお出しするのに、洒落てるのではないかしらん。
来年は、花時にたーんと摘んで、梅酒用のおっきな瓶いっぱいに作ろうかな~♪

摘みたてみかんの花で蒸留実験!

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乾燥させたネーブルの花に続き、いよいよ今度は生みかんの花を蒸留♪

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いわゆる「みかん」(温州とか)の花は、まだ咲いていませんで。
この日摘ませていただいたのは「早生みかん」の花。

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採集の秘密兵器:傘を使って奮闘中のI氏。
前回ネーブルの花採集時に、ぽろぽろ木から落ちてしまうので、
「ビニールシートか傘で受けたらいいんじゃないの!?」ということになったのでしたが。
意外や、みかんの花はわりとしっかりしていて、そんなに落っこちないことが判明。
優雅に花摘みできました(苦笑)
香りが、前回のネーブルとまた違う!
前回のあま~い濃厚な香りより、もっと若々しい、青みのあるフレッシュな香り。
花の香りも、実の味わいに準じているのですね。

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セッティングも2回目になると慣れたもの(ってホントに簡単なのですが)
今回はIHヒーターを使ってみました。
…が、待てど暮らせど蒸留が始まらない~^^;
熱源としては弱いのかしら?>電気
待ちあぐねて、途中からガスコンロへ移動してしまいました。

実は前回ネーブルの花を蒸留後、肝心の蒸留水の香りはというと…
帰宅したオットが一言「何か、漢方薬クサイ」(T_T)
…陰干ししていたら、ほとんど香りがしなくなってしまっていたのですよね。
最初は甘い香りが部屋中に漂っていたのに~。
ここは、やはり「摘みたてほやほや」を蒸留しないと!と思い、今回の実験に臨んだわけです。

さて、今回の結果。
「…何だか、草っぽい匂いがするねぇ」@I氏
うっ…そうなのです。
あの、ネロリ精油の馥郁たるあま~い芳香。あれを期待していた、のですが…
期待が大きすぎました、ハイ ^^;

でもでも、この「青臭さ」は、確かに花摘みの時にも感じられたこと。
蒸留することによって、その特徴が強調されるのかも???
確かに、早生みかんは、普通のみかんに比べたら、甘さは弱いですよね。実の色も薄いし。
ということは、品種によって香りもまちまちで、より甘い味わいの柑橘のほうが
甘い香りの蒸留水が取れるということ?

確かに、それぞれの柑橘類の実から取れる精油はそれぞれ香りも違うもの。
花の場合も、然り。考えてみれば当たり前のことかもしれず。

うーん、奥が深い…。
また今度、別の種類のみかんの花を蒸留して、嗅ぎ比べてみようと思います!
どこかで、すんごく甘いオレンジ(セミノールとか)の花を手に入れることはできないかしらん?

そして、もうひとつ。
この蒸留器の製作者の方がBBSで書いてらしたのですが、
「初めて薔薇を抽出するとがっかりされる方が多く、捨ててしまったりする」そう。
つまり、薔薇の場合も、思ったより香りが薄かったり、青臭かったりするということでしょうか。

しかーし!薔薇の蒸留水は時間の経過とともに香りが強くなるそうなのです♪
(「エイジング」と呼んでいらっしゃいます)
もしかしたら、みかんの花もそうかも???

期待をこめて、只今熟成中です。
蒸留水が育って、芳き香りが醸されてくれるといいなぁ(^^♪

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おうちで芳香蒸留水を作っちゃおう♪

先日「到着待ち中です」と書いていました国産蒸留器が無事到着!
陰干ししていたネーブルの花で実験してみました。

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お願いしたのは新純引という陶製の蒸留器。
蒸留に温泉水を使うので、管に湯の花が付いてしまう可能性が大 (ーー;)
そうなってしまっても、これなら管を交換すれば大丈夫かな?と思って選びました。

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まずは、蒸留材料になる花を計量します。
(ドライでも生でも、どちらでも大丈夫)

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直径16cmの鍋に水を入れて(この水の量で濃度を調整します)
パッキンを装着、その上に植物塔を重ねます。
植物塔の中にはすのこを入れます。
(鍋は家にあったクリステルの鍋がちょうどでした (^^ゞ)

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ガーゼをひいた上に、植物を入れます。

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ガーゼで軽く包んでから、今回は量が少なかったので、上にもすのこを。
これで植物塔の準備はOK!

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植物塔の上に、雫塔を乗せます。
雫塔の中身は三角錐の形になっています。
この三角錐のまわりの部分に水を入れることで蒸気を冷やし、内側についた水滴を集めるわけですね。

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穴から配水管を差込み、蒸気の熱で温まった水を排水できるようになっています。
配水管の先端は流しへ。

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最後に雫塔のもうひとつの穴にガラス管を差し込んで、完成です!
ガスのスイッチを入れて、待つこと数分…

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ぽたぽたぽたっ…出てきました♪

使い方は本当に簡単でした!
届いたセット以外のものはおうちにあるものを利用して出来(ビーカー無くてもパイレックスで十分)、
手軽に楽しめるのがいい感じです(^^♪
大きさも、思っていたよりコンパクトサイズ。
使い勝手が良いように、よく考えられた品と思います。
さすが、開発者の方が実際にヘビーユーズしているだけのことはある!

いや~、これは、手当たり次第に色々蒸留してみたくなりますわ~^^;
まずは生のみかんの花!
それから、我が家の薔薇ちゃんたちで薔薇水を作りたいなっ。
無農薬で頑張ってきたのが報われそうですー。
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